将来設計を練る:入社1年目の第2新卒転職

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転職は両刃の剣だという考え方がある。

つまり,積極的にキャリアアップを目指すなら,転職ごとに待遇がアップして自己実現へ確実に近づくことができるが,「職場の雰囲気がきらい」とか「仕事が合わない」といった消極的な理由で転職を繰り返すと,そのたびに待遇も仕事内容も落ちていってしまうのである。

そんなことにならないようにするには,やはり将来を見越した人生設計が大切だろう。

たとえば,転職にとって年齢の問題はかなり大きな条件となる。

20代前半の,いわゆる第2新卒と呼ばれる人たちの中途採用の需要はかなり多く,実務経験などよりもやる気が重視されるが,20代後半から30代になるとやる気だけで採用する企業はほとんどない。

年齢と中途採用者に要求されるスキルは正比例するのだ。

また,独立開業を考える人は,なおさら真剣にプランを立てなければならない。資格や免許の取得,仕事に関する人脈や情報源を広げなければならないからだ。

転職がどんなに一般化しても,人生の中で大きな転機となることに変わりはない。この転機をうまく利用してステップアップを図るには,しっかりした将来設計が必要なのだ。

ここでは,いくつかの違ったパターンを例に挙げて,転職とそれを中心にした人生設計の立て方を見てみたいと思う。

・入社1年目の第2新卒転職

すっかり一般的に定着してしまった「第2新卒」という言葉。当初は入社1年目で最初の企業を辞めてしまう人たちのことを指していたが,最近では言葉の範囲が広がり入社後2年くらいで辞めてしまった人も指すようだ。

この時点では,キャリアなどはまったく売り物にならない。通常,3年程度の実務経験がないと経験者とはみなしてくれないからだ。

だが,逆に第2新卒の場合はその年齢がウリになるのである。新卒者だけを相手にしていては人材確保が容易でない中小企業などでは,第2新卒者はかなり優遇されているといってよいだろう。

だが,需要があるからといって,新卒のときのようにいい加減な企業選びをしてはいけない。第2新卒転職で失敗してしまいもう一度転職するとなると,2度目の転職はかなり苦しい。

新卒のときの失敗を噛みしめて,慎重な会社選びを心がけたい。

企業によっては,第2新卒者を次の年の新卒者と同じ4月から働いてもらおうと考えるところや,新卒者の募集と同じように5~6月から募集をしているところがあるので,この時期の就職情報誌はこまめにチェックしたい。

(続く)