転職を希望する者にとって,仕事の経験は大きなセールスポイントとなる。
これは逆にいえば,就職して1-3年の人にはこれといったセールスポイントがなく,自分を高く売ることができないということになってしまう。
これでは,転職でステッブアップすることなどは,夢のまた夢。
そこで,経験に匹敵する強力な武器を身に付けなければならないだろう。それが資格だ。
とはいうものの,現在日本には数多くの資格が存在し,そのどれもが転職に有効に働くとは限らない。
いったい,私たちの転職に有利になる資格はどれだろうか。
また, どんな資格を持った人聞を企業は求めているのだろうか。
企業が求める資格は,その業種によってかなり異なる。
しかし,現在は業種のボーダーレス化がかなり進んでおり,業種を超えて必要とされる資格が出てきたことも確かだ。
例えば,大企業になると,メーカーでありながら大きな財務部門を持っている場合が多く、その場合は証券アナリストなどといった資格が重視される。
システム開発会社ならば,企業の経理部門のシステム化といった仕事が多いので,経理関係の知識は欠かせない。
また,経済の国際化という観点から見れば,語学関係の資格はどの業種においても必要不可欠だといえるだろう。
(続く)